kihana's blog

日韓夫婦ふたりで更新するブログ

 

転職して韓国企業に勤めてみた話

皆さんこんにちは!

kihanaです🌸

 

もう退社してしまいましたが、

私は韓国企業の日本支社にて働いていました。

 

日本の会社と違いすぎて(当たり前)

色々面白かった(辛かった)のでそのお話です。

 

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韓国に興味のある方は

こんな会社もあるんだなー程度に

見て頂けると幸いです★

※韓国の会社が全部こうではありません。

 

 

私がその韓国の会社に入社した経緯

新卒で入社した日本企業が・・・

大学3年の頃から就活がじわじわ始まり

(今は遅くなってるみたいですね)

 

自己分析して自分を見失い笑

SPI勉強や日経新聞購読、面接練習など

辛い就活を経て

 

ようやく内定をもらった日本企業。

 

結局3年で辞めてしまいましたが、

人間関係は良好で、

今現在も連絡を取り合える

同期、上司や先輩に出会うことができました。 

 

人間関係は良かったものの、

業務がハードで残業三昧、

残業代が出なかったり、

休憩が10分しかとれなかったり

 

このままじゃ体が壊れる、

そう思いながら働いていました。

 

幸い若かったので何とかなりましたが笑

限界を迎えたことと、

 

今後、結婚出産をしても続けられる仕事がしたい

そう思っていたので、転職を決意したのです。

 

転職活動をしてみた

エージェントに申し込みつつ、

マイナビリクナビ等に登録しました。

 

この時25歳。

今後は結婚もしたい、子どもも産みたい。

だから産休育休を取って、復帰している人がいること

そして残業がほぼない事務職を希望しました。

 

条件が優先だったため、

業種は問いませんでした。

 

が、前職が事務ではなかったためか、

なかなか書類が通らないTT

 

エージェントで面談をしてみても、

なんとなくしっくりくる会社がなく

上手くいきませんでした。

 

 

私の武器に気付く

そこで、また自己分析開始。笑

3年前のデジャヴだ〜と思いながら自己分析を進めると

そこで気付く私の武器韓国語

 

人よりできることって韓国語しかない。

韓国の会社を探してみよう。

 

そして4社に書類を応募すると

3社から面接に来てくださいと連絡がきました。

 

やっぱり私の武器は韓国語か。

こんな感じで面接へ進みます。

 

面接で聞かれたこと

まず会社A。

ここは小さな会社で、

確か20人いないくらいの規模。

 

面接官は強そうな40代くらいの女性と

静かな30代くらいの男性。

どちらも韓国人の方でしたが、面接は日本語。

 

ここで聞かれて驚いたのが

彼氏いるの?

という質問。笑

 

会社の面接でそれ聞くの?笑

と思わず半笑いになってしまった。

 

今後、結婚とか出産はどう考えているのか

そんなことも聞かれました。

 

日本の会社で彼氏いるのか聞くところなんて、

聞いたことがなかったので衝撃でした。

 

でも翌日すぐに内定の連絡が。

 

しかし、強そうな女性が

直属の上司になる予定というのと

 

何となく直感で違うかなぁと

感じたことからお断りしました。

 

 

続いて会社B。

こちらも小規模な会社。

面接官は中年の小太りおじさん。

 

和やか~な雰囲気の中

面接は進みましたが

こちらもまた、何となく違うなぁと感じました。

 

 おじさんの相手をしなきゃいけないとか、

業務が少なくて暇だよ、

とか言っていて。

 

楽だけどやりがいなさそうだなぁ

という感じでした。。。

 

そのため、こちらも内定頂きましたが

お断りしました。

 

 

 そして会社C

恐らく韓国にそこそこ興味のある人は

聞いたこともあるだろうし、

何かとよく見る会社です。

 

会社規模は大きすぎて

全世界でどれくらいの

社員が働いているのかわかりません←

忘れました。笑

 

ただ、ここでの面接で聞かれた衝撃質問は

お酒はどれくらい飲める?

というもの笑

 

韓国ではどれくらい飲めるのかという質問に、

ソジュ(焼酎)何本かで答えます。

あの緑色の瓶のやつです。笑

 

普通に飲める人は1本と答えるのが妥当です。

なので私は

1本弱です。

と答えておきました。笑

 

まさか面接で飲酒量を聞かれるとは。

さすが韓国。

 

 

この会社は、

都心の高層ビルでオシャレOLができる

そんなところもかっこいいなと思いましたが

 

何より、面接の際に見かけた社員さんが親切かつ、

面接官の人たちも他の会社とは比べものにならないくらい

印象が良かったです。

 

 やはり大きい会社は違うな~

でも落とされるんだろうな~

と思っていたら

 

なんと二次面接に来てくださいと連絡が。

 

なんと社長と面接でした。

面接は和やかに進み、和やかすぎて

落ちたのか受かったのか、わかりませんでした。笑

 

すると翌日、内定の連絡が!!!

当時彼氏だった現旦那に報告すると、

 

韓国だとすごい有名な会社だよ~

おめでとう~

 

と言われ、結果この会社に決めました。

 

辞めてしまいましたが、

長く続けられそうな職種だったのです。

 

事務職だけど資格取得して

専門的にやっていこうと思っていました。

(人生何があるかわからないものだなぁ。)

 

こんな感じで、私の転職活動は終わりました。

 

結局、転職活動期間は1か月ほど

 

思ったよりあっさり決まり、

前職を辞めてから転職活動を始めたので

仕事が見つかりほっとしました。

 

 

入社して驚いたこと

とにかく酒酒酒

面接でどれくらい飲めるか聞く理由がわかりました。

皆さん死ぬように飲みます。笑

 

仕事で取引先や顧客とも飲むし

社内の集まりでも飲む。

 

しかも飲む量が半端ない。

 

記憶はなくすし

他人に絡むし

翌日は二日酔いで、

トイレから出てきません。笑

 

それでもちゃんと出社する。

絶対に遅刻しない。

 

これが韓国マインドなのか・・・?

と思って旦那に聞くと

 

そんな会社なかなかないよ。

古い体質の会社だけだよ。

 

と言われました。笑

他の友達にも聞いてみましたが、

やはり同じ回答。

 

私の勤めていた会社が異常だったようです。笑

 

何でもぎりぎりすぎる、そして突然すぎる

例えば年末の休みがいつからなのか、

それがわかるのが本当に1,2週間前

 

なぜかと言うと、韓国の年末年始は

お休みじゃないのです。

 

お正月は旧暦で祝うため、

年末年始はカウントダウンするくらいで

普通に過ごします。

 

きっと本社との兼ね合いで色々あるんでしょうが

年末帰省したい人は、

多分この日から休みになるだろう、

という予想で飛行機や新幹線をとります;;;

 

早くしてよって感じでした。

いつも。笑

 

ウリ文化

文化なので仕方ないかもしれませんが、

何かと一緒にやりたがる

韓国のウリ(私たち)文化。

これがちょっと面倒くさい。笑

 

一人で行動するのが楽~と思ってる人には

とっても辛いです。(私みたいな)

 

何かと韓国人はウリ(私たちの)という言葉を多用します。

 

私たちの家族

私たちの会社

私たちの・・・・・

 

一人でごはんを食べるのも

抵抗がある人が多いです。

(最近はぼっち飯する韓国人も増えたと

友人からききました。本当なのか??)

 

ちなみに

私の旦那も一人でごはん食べたくない派です。

 

一人でごはん食べてると

友達いないやつに見える

らしいです。笑

 

年齢が大事

日本より儒教色が強いので

年功序列がすごく強かったです。

 

何年生まれなのか、すごく気にします。

 

入社は自分の方が早いけど

入社が遅い方が年上なんて場合は

後輩だけど敬語混ざりで話す人なんかもいました。

 

それは日本でも同じですかね。

 

ただ、男性社員はやはり軍隊に行ってきているので

なんとも言えない、年上は絶対感があって

正直見ていて大変そうだなぁと思いました。

 

 

빨리빨리! (早く!)がすごい

とにかく良くも悪くもスピーディーでした。笑

仕事においてはスピード感って大事だと思いますが、

だったら年末年始の休みも早く決めてよって感じですね笑

 

仕事に関しては国関係なく

頼まれ物の優先順位は確認するのが一番です。

私から見て、さほど急ぎじゃないものが

 

え、まだできてないの?!

 なんて言われることもあって。

 

前職は手取り足取りな社風だったので

言われないと出来ない人間に

なっていたのかもしれないな…

 

転職先の会社は、

何でも自分から進んで判断して

こなしていかないといけない環境だったので、

 

指示をあおりすぎると、

それも上司は良い顔をしない。

 

とにかく、

手段はどうでもいい、

うまくやってくれ!

って雰囲気でした。笑

 

まとめ

会社が韓国色強めで合わないなぁ

と思うこともありましたが、

振り返るととてもいい経験だったな

と思います。笑

 

仕事で韓国語を使ったことで

ビジネス韓国語の勉強にもなりました。

韓国語で電話応対やメールのやりとりもあって、

そういう点は面白かったです。

 

韓国の行事(旧正月や旧盆)の時は

社内全員で韓国料理を食べに行ったり。

 

今となってはいい思い出。

 

韓国語を勉強している人や、

韓国に興味のある人は、韓国企業に

勤めてみたいと思う方も多いと思います。

 

何事もやってみないとわからない。

やってみたいと思ったら

どんどん挑戦するのが いいと思います。

 

ただの私の経験のお話でしたが、

誰かの参考になれば

嬉しいです♪